シアトル熱中第二期オープンハウスの日本からの先生は、福島県奥合津のマタギの猪俣昭夫さんです。
猪俣さんは幼少の頃からマタギの父と山に入り山と共に育ち、父の志を継いでマタギの道に進まれました。現在は、子ども達への自然教育やヒメマスの繁殖などの地域振興に取り組まれています。
マタギの精神、そしてそれが現代社会にどう生かされるのか、お話して下さいます。
◇授業タイトル
「日本最後のマタギと、自然との共生を考える 」
◇プロフィール
"現在の日本では、森と共に生きる‘マタギ’はほとんどいなくなりました。
猪俣さんは数少ない一人です。猪俣さんが住む福島県奥会津の金山町は人口1800人、高齢化率は日本でトップクラスの集落の集まりです。只見川に迫る山に分け入って自然の変化を体で感じています。猪俣さんは山の生き物の内で熊と日本みつばちはともに最も大切な山の資源の一つということです。1950年奥会津金山町大志地区生まれ。幼少の頃からマタギの父と山に入り山とともに育つ。19歳の時、山から戻らない父を捜索するため上京先から帰郷、一年に渡る捜索の末ついに熊に殺された父を山中に発見、そのまま亡父の志を継ぎマタギの道へ。冬は雪山で熊や鹿を討ち春はニホンミツバチの蜂蜜をとる日々を送りながら、子供たちへの自然教育やヒメマスの繁殖など、様々な地域振興に取り組んでいます。
2011年3月の東日本大震災、そして原子力発電所の事故は猪俣さんの周囲の自然にも影響を与えました。そうした変化の中でも継続しているマタギの生活と精神、現代社会でのその意義についてお話しします。
第二期お申込みはこちらから
https://www.necchu-seattle.org/schedule?lang=ja
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