4月27日、午後の2時間目、田中佳子さんの授業のテーマは「日常生活における茶道Chado in daily life」でした。
田中佳子さんは、茶道裏千家淡交会シアトル協会幹事長として茶道の普及に尽力されています。
8世紀に遣唐使とともに日本にやってきたお茶が、千利休によって「茶道」として広げられ今に至るまでの歴史や、「和敬静寂」という茶道の四規、1951年にハワイでスタートしたアメリカでの茶道の普及と淡交会の歩み。そして、茶道と和菓子、生け花、書道、陶芸、建築、造園との関わりなど、豊富な知識を伝えて頂きました。
茶道の奥深さを語る田中佳子さんの凛とした姿が印象的でした。
最後に示してくださった「茶道の力」にも感銘を受けました。
・相手を幸せな気分にさせる力
・お茶を点てている自分自身を幸せにする力
・人と人とをつなげる力
・人を癒す力
日常生活の中で活かされる茶道のお話からは、
一服のお茶を頂くゆとりをもつこと、人を喜ばせる心遣いを意識すること、感謝の気持ちを持つこと、挨拶や礼儀を大事にすること、季節を感じるゆとりを持つことを意識して生活することの大切さについて考えさせられました。
お茶とともに出された手づくりの美しく美味しい和菓子もありがとうございました。
ますますのご活躍を祈念いたします。
(写真撮影は奥村薫さんです。)
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