5月25日、シアトル熱中小学校第1期4回目の授業が行われました。BCA2を会場にした最後の授業となりました。5回目はジャパンフェアとの同時開催となります。
1時間目、若宮さんの授業のテーマは「わたしは創造的でありたい」でした。
若宮さんは、84歳のデジタルクリエイターです。
58歳でPCを購入、シニア交流サイト「メロウ倶楽部」へ入会されたことが今につながっているのだそうです。
”人生60を過ぎるとまうますおもしろくなります”という言葉と出会い、家にいながら広い世界を見てきたことを「パソコンのおかげで翼を得た」と語っておられたつかみからお話に引き込まれました。
パソコンや言葉、そして人との出会いをチャンスと捉えるその前向きな姿勢に若さの秘訣を感じました。
2015年に初めてスピーカーとして登壇されてから,人生100年時代構想会議の有識者議員、国連の社会開発委員をはじめさまざまな場でご活躍され、本も書かれている84歳!
すごいとしか言いようがありません。
エクセルの罫線塗りつぶし機能を使ったアート
3Dプリンターを使っての世界にたった一つのペンダント
シニアが楽しめるアプリと、いろいろな物を創造していく楽しさを語られる姿は輝いて見えました。
ご自分が創造していくだけでなく、未来を生きる子供たちにもかかわり、
プログラミングについては「自分の身近なことを解決するために使うもの」と教えられていることにも驚きました。
「創造は、人工知能にはできないもっとも人間な活動」
「人間力を高める」など、
子どもたちに向けたメッセージには、
これからの社会でたくましく生きていくための秘訣がこめられており、
子どもたちを大事に育てようとする広くあたたかい心を感じました。
「人間にもう遅いはない」
「70代、80代は伸び盛り」
「たえず自分をバージョンアップ」
「失ったもの以上に、発見があればいい」
最後の名言は、心にしみました。
自分の持っているものをフル活用していく若宮様の生き方そのものを示しているように思えたからです。
若宮正子さんの存在そのものが、たくさんの人々に夢と希望を与えています。
これからもお元気に、世界を舞台にますますご活躍頂きたいです。
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